観音霊籤 第79番:倒れた旗を陰で支える
籤詩
願を立てて人と縁を結んでも、無事を得たあと願を果たさぬことがある。
兎を得て罠を忘れるとは、まことに跡を絶つこと。
初めに立てた誓いを、軽々しく欺いてはならぬ。
日本語訳は MyFate.AI によるものです。正式な本文は中国語の原文です。
AI解説人と縁を結び、願いを立てたなら、必ず果たしましょう。願いがかなったあとに初心を裏切ってはいけません。約束を破れば自らの福を損ないます。誠実に約束を守ることで、長く安穏に過ごせます。
典故の物語

倒れた旗を陰で支える
「旗をひそかに倒す」と「魏顆の結草」は対になる故事であり、対照させて戒めとする。世の中には、困ったときに神仏へ祈願したり、人に約束したりしても、願いがかなって危難を逃れると、以前に立てた誓いを忘れてしまう人が多い。願掛けを果たさず、感謝もせず、当初の真心を裏切るさまは、立てた旗をひそかに倒し、根本を忘れるようなものである。魏顆は父が正気のうちに託した言葉を守り、継母を大切にしたことで、結草の報いを受けた。一方、世の人々はしばしばその逆を行い、善い願いを立てても果たさず、恩を受けても報いようとしない。そうすれば福は次第に薄れ、善縁も絶たれ、たとえ転機が訪れても長続きしない。この籤は、結草による恩返しと、旗を倒す背信とを対比させ、立てた願いは必ず果たし、人との約束を守り、恩を受けたら出どころを忘れないよう説く。誠実さと信義を守ってこそ、福が長く続くと示す籤である。
典故の物語(別伝)別の伝本による典故です(参考)

魏顆の結草
魏顆の結草は、春秋時代の晋に伝わる恩返しの故事で、『春秋左氏伝』に記されている。晋の大夫・魏武子には子のない愛妾がいた。魏武子は病中、息子の魏顆にその妾を再嫁させるよう命じたが、病が重くなって臨終が近づくと、今度は彼女を殉死させよと言い改めた。魏顆は、父が重病で意識の混乱したときの言葉は当てにならないと考え、正気のうちに託された命に従って、継母を殉死させず再嫁させた。のちに輔氏で晋と秦が戦った際、魏顆は秦の剛力の士・杜回と対峙した。まさに勝負がつかないそのとき、陣前に老人が現れ、草を結んでつまずき縄を作った。杜回はそれにつまずいて倒れ、魏顆は強敵を生け捕りにして戦功を立てた。その夜、夢に現れた老人は、自分は魏顆が再嫁させた女性の亡父であり、娘を救ってくれた恩に報いるため草を結んだのだと明かした。この籤は、善い心で善行を積めば、善縁が報いてくれると説く。善念は空しくならず、積んだ徳には報いがあることを示す。
項目別のAI解説
- 仕事
- 人に引き立てられたら恩返しを忘れずに。目上の人が引き続き助けてくれる
- 金運
- 誠実に商いをすれば、長く利益を得られる
- 恋愛・結婚
- 伴侶を大切にし、約束を守る。薄情な振る舞いは禁物
- 家庭
- 以前に立てた願いは、早めに果たす
- 自身
- 約束を守り、徳を積めば、自然と安らぎを得られる
- 健康
- 願掛けを果たせば、病状は好転する。重い病気は専門家の診療を受ける
- 旅行
- 道中は平穏で、大きな損得はない
- 人探し
- すぐには見つかりにくい
- 取引
- 契約では細心の注意を払い、信義を守る
- 妊娠・出産
- 女児を授かる。妊娠中は慎重に養生する
- 訴訟
- 和解して決着させるのがよい。長引かせない
- 失せ物
- なくした物は西の方角で見つかる
- 転居
- 西の方角への転居は吉
心を込めて尋ねてみてください。MyFate のワークベンチで、ご自身の手でこの籤を引くことができます。
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