観音霊籤 第10番:龐涓、敵陣をうかがう
籤詩
値もつけられぬ宝は、わが家の箱にあるのに、
ひたすら遠い異郷を探し歩いている。
それは灯火を手に、火を探すようなもの。
心を煩わせず、静かに過ごすほうがよい。
日本語訳は MyFate.AI によるものです。正式な本文は中国語の原文です。
AI解説大切な宝は自分の箱の中にあるのに、遠い異郷へ出かけて懸命に探すのは、灯火を掲げて火を探すようなもので、心をすり減らすだけです。求めているものや好機は身近にあります。外へ奔走する必要はなく、心を落ち着けて自分の務めを守れば、おのずと得るものがあります。
典故の物語

龐涓、敵陣をうかがう
龐涓は戦国時代の魏の名将で、若いころ、孫臏とともに鬼谷子に師事して兵法を学んだ。自分の才能が孫臏に及ばないことを知りながら、功績を立てて名を上げることを急いでいた。魏に仕えて大将になると、孫臏の才能を恐れ、策を巡らせて魏へおびき寄せた。そして膝を損なう臏刑を科して両足を奪い、顔に入れ墨を施し、二度と世に出られないようにしようとした。孫臏は屈辱に耐え、のちに斉の使者によってひそかに救い出され、斉の威王を助けて兵を訓練し、陣を整えた。桂陵と馬陵の二つの戦いでは、孫臏は余力を保って疲れた敵を待ち受け、かまどの数を減らして敵を誘う策を用いた。龐涓はその計略に陥り、馬陵道で敗れた。敗北が決したのを見て、憤りのあまり自ら首を刎ね、死に際に「あの若造の名を上げさせてしまった」と嘆いた。龐涓は兵法に秀でた才能を持ちながら、自らの長所をわきまえず、ひたすら外に向かって功名を争った。さらに嫉妬から同門の者を傷つけ、本末を取り違えた末に、自ら災いを招いた。この故事は、人が自分の長所を大切にせず、功を欲して軽率に動き、心を正しく保たなければ、どれほど才能があっても、やがて災いを招き、敗れて身を滅ぼすことを示している。本末を取り違えれば自らその報いを受けるという、中平の籤が伝える戒めである。
典故の物語(別伝)別の伝本による典故です(参考)

秦の昭王、諸城と引き換えに趙の璧を求める
戦国時代、趙の恵文王が和氏の璧を手に入れた。これを聞いた秦の昭王は欲しくなり、使者に書状を持たせ、十五の城と交換したいと申し入れた。趙王は藺相如に命じ、璧を携えて秦へ使いに行かせた。秦王は長いこと璧を手に取って眺め、喜びを隠せなかったが、城を譲る話には一切触れなかった。藺相如は璧に傷があると偽って宝玉を取り戻し、柱のそばまで退いて、厳しい表情で言った。「大王は十五の城を約束されながら、誠意をお示しになりません。それならば、私はこの頭も璧も、ここでともに砕く覚悟です。」秦王は本当に宝玉を砕かれることを恐れ、曖昧な約束をした。相如は城を譲るつもりがないと見抜き、ひそかに人を遣わして璧を懐に隠して趙へ帰らせた。秦王は怒ったものの、どうすることもできず、相如を賓客として礼遇し、帰国させるしかなかった。結局、城は譲られず、璧も再び秦に渡ることはなかった。この籤は、その意味を借りて説いている。値のつけようもない宝は、もともと自分の家の箱に収まっているのに、なぜ遠い異郷まで苦労して探しに行く必要があるのか。それは灯火を手に持ちながら火を探すようなもので、余計なことにすぎない。最後には無事に守り抜けたとはいえ、結局は奔走することになったため、中平とされる。自分の務めを守り、静かに過ごせばよく、むやみに外のものを求めても、いたずらに心を疲れさせるだけである。
項目別のAI解説
- 仕事
- 好機は今の仕事の中にあります。むやみに転職し、遠くに活路を求めないようにしましょう。
- 金運
- 金銭を得るのは難しく、外へ奔走しても徒労に終わりがちです。静かに本分を守り、投資は控えるのがよいでしょう。
- 恋愛・結婚
- 縁はもともと身近にあります。外へ探しに行く必要はなく、心を込めて向き合えば実りやすいでしょう。
- 家庭
- 家庭運はあまりよくなく、細かな揉め事が多くなりがちです。心を落ち着け、自分の務めを守るのがよいでしょう。
- 自身
- 安定しており、災いの心配はありません。外へ向けてむやみに動かず、静かに過ごせば得るものがあります。
- 健康
- 災いを送る祈りを捧げ、心を込めて療養すれば、落ち着く見込みがあります。祈願とともに医師の指示に従い、重い病気には医療機関で専門的な診療を受けることが必要です。
- 旅行
- 外へ奔走しても大きな利益はありません。遠出を控え、家で過ごすのがよいでしょう。
- 人探し
- 探している人はすぐ近くにおり、会うことができます。
- 取引
- 協力や提携の話はまとまりにくいでしょう。外へ向けて無理に求めても、心を疲れさせるだけです。
- 妊娠・出産
- 女の子を授かり、母子ともに無事で心配なく過ごせる兆しです。
- 訴訟
- 訴訟では不利になりがちです。争いを避け、決着をつけるのがよいでしょう。
- 失せ物
- 失せ物は身近にあるかもしれません。外ばかりを懸命に探しても、見つかりにくいでしょう。
- 転居
- 今の住まいにとどまるのがよく、別の場所へ移っても益はありません。
心を込めて尋ねてみてください。MyFate のワークベンチで、ご自身の手でこの籤を引くことができます。
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