観音霊籤 第77番:璧を無事に趙へ返す
籤詩
夢の中で夢を見て、財を得るという。
身の外にある浮き名を、あてにしてはならぬ。
水は遠く、山も遥かで、確かな知らせは望めない。
貴き人のひと言で、笑顔が花開く。
日本語訳は MyFate.AI によるものです。正式な本文は中国語の原文です。
AI解説根拠のない空想や人の口約束を安易に信じてはいけません。遠方からの知らせは真偽が定かでないものです。目上の人に道を示してもらえば、迷いが晴れ、物事が順調に進むでしょう。
典故の物語

璧を無事に趙へ返す
完璧帰趙は、戦国時代の趙の上大夫・藺相如の物語である。趙の恵文王が楚の和氏の璧を手に入れたと聞いた秦の昭王は、十五の城と交換したいと偽って申し出たが、実際には代価を払わず璧を奪おうとしていた。趙王は藺相如に璧を持たせ、秦への使者として遣わした。秦に着いた相如は、秦王が璧を手にしても城を渡す気がないと見て、「璧に傷があります」と言って美しい璧を取り戻した。そして柱のそばに退き、怒りに髪を逆立て、「秦王が力ずくで奪うなら、頭も璧も柱に打ちつけて砕く」と言い放った。さらに従者に璧を託し、裏道から趙へ持ち帰らせ、自らは秦の朝廷で落ち着いて応対し、無事に帰国した。和氏の璧は完全な姿のまま趙に戻った。この故事は本来、胆力と知略によって宝を守り抜くことをたとえる。しかしこの籤では、「夢で財宝を得る」というくだりと重ね合わせ、人が憧れる富貴や名声、功名は、秦王が城を渡すと口約束したように、たいてい虚しく実体がないと説く。ここでは故事の空虚な側面を取り上げ、根拠のない空想や噂を当てにしてはならないと示している。虚栄を追わず、地に足をつけて行動するよう諭す籤である。
典故の物語(別伝)別の伝本による典故です(参考)

范雎、秦の宰相となる
范雎は戦国時代の魏の人である。若いころから世を治める才を胸に抱いていたが、各地で挫折を重ねた。魏の中大夫・須賈に仕えたものの、斉と通じたと讒言され、魏の宰相・魏斉に鞭打たれて死にかけ、便所に捨てられる屈辱を受け、命も危うくなった。姓を隠して暮らすなか、使者の王稽に助けられ、車の中に隠れて遠路はるばる秦へ入った。しかし秦でも長く謁見の機会を得られず、利害を切々と説く上書をして、ようやく秦の昭王に離宮で召し出された。范雎は秦王に情勢を分析し、「遠交近攻」の策と、国の基盤を固めて君主の権威を高める道を説いた。ついに宰相に任じられ、応侯に封じられて、人臣として最高の地位に上った。この籤は、范雎が若いころ将来を夢見ても挫折を重ね、王稽の推薦と秦王の評価を得て初めて進むべき道を見定め、立身したことを引き合いに出す。根拠のない空想や噂だけでは頼りにならず、目上の人の導きを得て地道に励んでこそ、迷いが晴れて功を成せると説く。よき師や友の助けを求めるよう示す籤である。
項目別のAI解説
- 仕事
- 裏話や噂を鵜呑みにせず、目上の人の助言を聞く
- 金運
- 一攫千金の夢は現実的ではない。目上の人が財をもたらす
- 恋愛・結婚
- 噂には偽りが多い。仲介者が縁を取り持てばまとまる
- 家庭
- 祈りを重ねれば、悩みを解消できる
- 自身
- 考えすぎず、心をおおらかに保つ
- 健康
- よい医師を探し、症状に応じた治療を受ける。重い病気は専門家の診療を受ける
- 旅行
- 道のりが遠く、帰りが遅くなりそう
- 人探し
- 知らせの真偽が定かでなく、人はすぐには見つからない
- 取引
- 成立しにくい。しばらく見合わせる
- 妊娠・出産
- 妊娠と思い違いの可能性が高い。真心を込めて祈る
- 訴訟
- 早めに和解して終わらせ、面倒を避ける
- 失せ物
- なくした物は遠方にある
- 転居
- 時機を待ってから転居する
心を込めて尋ねてみてください。MyFate のワークベンチで、ご自身の手でこの籤を引くことができます。
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