2027年 丁未・ひつじ年の太歳と十二支別の運勢

2027年は旧暦の丁未(ひのとひつじ)の年で、十二支でいえば未年、ひつじ年です。中華圏では年が改まるたびに、「今年は誰が犯太歳(はんたいさい:生まれ年の十二支がその年の太歳とぶつかること)なのか」がいちばんよく聞かれます。十二支の関係から割り出すと、2027年に太歳と同じ支、あるいは冲・刑・害・破の関係になるのは、未(ひつじ)・丑(うし)・戌(いぬ)・子(ねずみ)の四つです。このページではまず、この四つがそれぞれどの関係にあたるのか、流派によって説がどう違うのかを示し、続いて流年十二星が十二支にどう配されるかを一覧にします。各十二支のページでは、生まれ年、2027年の数え年、その年の伝統的な読み方を紹介しています。いずれも生まれ年から割り出すグループ単位の目安であり、ご自身の2027年を知るには、個人の命盤に立ち返る必要があります。

2027年に犯太歳となる十二支

太歳とは、その年を司るとされる神のことで、民間ではその年の地支(十二支)が太歳の居場所を表すとされます。2027年の地支は未です。生まれ年の地支が「未」と同じか、未と冲・刑・害・破のいずれかの関係にある人は、伝統的にみな「犯太歳」と呼ばれます。

値太歳(ちたいさい)未(ひつじ)生まれ年の地支も未、つまり本命年(生まれ年と同じ十二支が巡ってくる年)です。古くは「太歳当頭坐(太歳が頭上に座す)」と言い、この一年は変化やプレッシャーが多くなりやすいので、安定を心がけるのがよいとされます。
冲太歳(ちゅうたいさい)丑(うし)丑と未は十二支の円環上で真向かいに位置し、丑未の冲(ちゅう:正面からぶつかる関係)と呼ばれます。伝統的には犯太歳のなかで最も重いものとされることが多く、台湾ではよく「正冲」と呼ばれます。
刑太歳(けいたいさい)戌(いぬ)・丑(うし)(流派により異なる)丑・未・戌の三つで三刑(さんけい:互いに傷つけ合う関係)をなし、戌が未を刑し、未が丑を刑します。2027年について広く流布している説では戌と丑の両方を挙げますが、戌だけを数える流派も少なくありません。
害太歳(がいたいさい)子(ねずみ)子はもともと丑と六合(ろくごう:二つの支が結びつく関係)の組み合わせですが、未が丑を冲してその結びつきを崩すため、子未の害と呼ばれます。伝統的には、人間関係のなかで見えないところから足を引っぱられることを指す場合が多いとされます。
破太歳(はたいさい)戌(いぬ)戌と未は六破(ろくは)の一組です。伝統的には計画が乱れる、協力関係が途中で変わるといったことを指し、五つの関係のなかでは比較的軽いものと見なされるのが一般的です。

刑太歳の分類は流派によって異なります。2027年について広く流布している説では戌(戌が未を刑する)と丑(未が丑を刑する)の両方を挙げますが、戌だけを数える説も少なくありません。値・冲・刑・害・破の五つの関係をそれぞれ一項目として並べ、「五つの干支」と書く記事もありますが、実際に該当するのはこの四つの十二支です。台湾でいう「正冲」は一般に冲太歳を指し、「偏冲」には二通りのよく見られる使い方があります。刑・害・破を指す場合と、十二支の円環上で太歳から前後三つ離れた十二支を指す場合(2027年なら辰と戌)です。

2027年 流年十二星の配置

流年十二星は、太歳のいる地支から十二支の順に、太歳・太陽・喪門・太陰・五鬼・死符・歳破・竜徳・白虎・福徳・天狗・病符の十二の星を配したもので、各十二支に毎年一つずつ巡ってきます。伝統的には太陽・太陰・竜徳・福徳が吉星、残りの八つは注意が必要な凶星とされます。この星は生まれ年の地支だけで配するもので、紫微斗数が生年月日と出生時刻から作る命盤全体とは別物です。そのため、一年のおおまかな目安としてしか使えません。

太歳未(ひつじ)凶その年の当番として頭上に座す星。伝統的には変化とプレッシャーを表し、焦らず落ち着いて過ごすのがよいとされます。
太陽申(さる)吉伝統的には貴人(引き立ててくれる人)と明るさを表し、仕事ぶりが人の目に留まり、認められやすいとされます。
喪門酉(とり)凶古くは喪服・病気見舞い・弔事に関わる星とされ、家族の年長者を気遣い、弔事や病気の場に出入りする機会を減らすよう促します。
太陰戌(いぬ)吉伝統的には女性の貴人と家庭の和やかさを表し、何かあったときに身近な人の助けを得やすいとされます。
五鬼(官符)亥(いのしし)凶伝統的には口論やもめごと、書類や訴訟のトラブルを表し、契約や書面の記録を大切にするのがよいとされます。
死符(小耗)子(ねずみ)凶伝統的には軽い病気、ちょっとした出費、紛失物を表し、多くは細々とした消耗です。
歳破(大耗)丑(うし)凶太歳の真向かいにあたる位置で、伝統的には大きな出費や変動を表します。
竜徳寅(とら)吉伝統的には「凶を転じて吉となす」を表し、困ったときに助けてくれる人が現れやすいとされます。
白虎卯(うさぎ)凶伝統的には流血や思わぬけがを表し、外出・運動・道具を使うときにいっそうの注意を促します。
福徳辰(たつ)吉伝統的には福と慶事を表し、心にゆとりが生まれ、物事が運びやすいとされます。
天狗(弔客)巳(へび)凶伝統的には思わぬ出来事や悲しい出来事を表し、外出時の安全と家族の年長者への気配りを促します。
病符午(うま)凶前の年に太歳がいた位置にあたり、伝統的には軽い病気や気力の衰えを表します。生活リズムを整えて養生するのがよいとされます。

十二支別 2027年の運勢

2027年・丁未年とはどんな年か

2027年の干支は丁未(ひのとひつじ)です。天干の丁は五行の火、地支の未は土に属し、十二支の動物は羊なので、中華圏では「火羊年(火の羊の年)」とも呼ばれます。六十干支の納音では丙午と丁未はともに「天河水」にあたり、民間で2027年生まれの人を天河水の命と言うのはこのためです。台湾で使われる民国紀年では、2027年は民国116年にあたります。節気で年を区切ると、丁未年は2027年2月4日の立春から始まり、旧暦で区切ると、正月一日(旧正月・春節)は2027年2月6日です。

太歳とは何か、犯太歳とはどういう意味か

古代の人々は、歳星(木星)がおよそ十二年で天を一周することに注目し、歳星と逆向きに巡る「太歳」を想定して年を数えました。太歳が毎年位置する方角が、その年の地支の方角です。のちに太歳はその年を司る神として祀られるようになり、六十干支の一年ごとに一柱ずつ太歳星君が当番を務めるとされました。民間では、生まれ年の地支がその年の太歳と同じ、あるいは冲・刑・害・破の関係にある人は、その一年に変化や停滞に見舞われやすいと信じられ、これを犯太歳と呼びます。「太歳頭上動土(太歳の頭上で土を動かす)」という言い回しも、太歳の方角への畏れを表したものです。これらは長く受け継がれてきた民間信仰で、地域によって説や作法は必ずしも同じではありません。

流派で説が分かれる点:刑太歳、正冲・偏冲、そして辰年

2027年の犯太歳の顔ぶれについて、各説の違いは三点に集中しています。一つ目は刑です。丑未戌の三刑では戌が未を刑し、未が丑を刑するため、広く流布している説では戌と丑の両方を刑太歳に数えますが、戌だけを数える説も少なくありません。二つ目は数え方です。値・冲・刑・害・破の五つの関係をそれぞれ一項目として並べ、「五つの干支」と書く記事もありますが、該当するのは実際には未・丑・戌・子の四つです。三つ目は台湾の「正冲」「偏冲」で、二通りの使い方がどちらもよく見られます。一つは冲を正冲、刑・害・破を偏冲とするもの。もう一つは十二支の円環上で太歳から前後三つ離れた二つの十二支を偏冲とするもので、この数え方では2027年は辰と戌が挙がります。主流の値・冲・刑・害・破には辰は含まれません。ネット上には辰を破太歳と書いたものもありますが、これも伝統的な六破とは合いません。未と破の関係にあるのは戌であって、辰ではありません。

合太歳:卯・亥は三合、午は六合

太歳と「合」の関係にある十二支は、伝統的には太歳の後押しを得るとされます。亥・卯・未は三合(さんごう:三つの支が結びついて一つの局をなす関係)の木局をなし、2027年は亥年・卯年生まれが太歳と三合になります。午と未は六合で、午年生まれは太歳と六合、これを歳合とも呼びます。ただし「合」と流年十二星は別の話です。卯年は白虎、亥年は五鬼、午年は病符に当たり、それぞれ注意すべき点があります。吉と注意は互いに打ち消し合うものではありません。三合・六合の十二支のアクセサリーで「太歳を化解する(災いを和らげる)」というやり方も見かけますが、多くはアクセサリーや天然石の販売店の宣伝から広まったもので、商業化した民俗です。

干支の年の区切り:立春か、旧正月か

干支がいつ切り替わるかについては、二つの数え方が広く使われています。八字(四柱推命)の命式づくりや太歳の交代は、立春を区切りとするのが一般的です。2027年の立春は2月4日9時46分(北京時間。台湾・香港も同じ時間帯で、日本時間では10時46分)です。紫微斗数の実務では、立春で年を切り替える流派も、旧暦の正月一日で切り替える流派もあります。日常生活や中華圏の民俗では旧正月を区切りとすることが多く、中国大陸の国家標準『農暦の編算と頒行』も正月一日を旧暦の年の始まりとしています。2027年の旧正月(春節)は2月6日です。したがって、2027年2月4日9時46分以降から2月5日までに生まれた人は、命理の上では未年、民俗の上では午年になります。また2028年1月26日の旧正月以降、2月4日の立春より前に生まれた人は、民俗の上では申年、命理の上ではまだ未年です。なお日本では、年賀状などで1月1日から新しい干支を使うのが一般的ですが、命理の上では立春で切り替えます。毎年1月・2月生まれの人は、自分の生年月日で確かめる必要があります。

安太歳・拝太歳:各地の民俗

犯太歳にあたる人について、民間ではいくつかの習わしがよく見られます。台湾では旧正月から元宵節(2027年は2月20日)までの間に廟へ行き、安太歳(あんたいさい:廟で太歳を祀ってもらい一年の平穏を願う行事)をすることが多くあります。氏名・旧暦の誕生日・住所を登録すると、廟が太歳灯を灯したり太歳の位牌を祀ったりし、旧暦の年末には「謝太歳」をします。太歳符や星君の神位を授け、信者が家に持ち帰って祀れるようにしている廟もあります。香港では立春の後に廟で拝太歳をし、年末までに「還太歳」をすることが多く、啓蟄(2027年は3月6日)には白虎を祭る習俗もあります。中国大陸の多くの地域には、本命年に赤いものを身に着ける伝統があります。立春の節入りの時刻に、一、二時間ほど家にこもる「躲春」をする人もいます。これらは新年の祈りと心の安らぎを受け継ぐもので、当サイトは紹介にとどめ、効果については評価しません。参加するかどうかは、個人の信仰しだいです。

干支の運勢は生まれ年しか見ていない

十二支は生まれ年によって人を十二のグループに分けるもので、同じ十二支の人は同じ内容を読むことになります。しかし八字(四柱推命)では、十二支は年柱の地支にすぎず、八つの字のうちの一つです。紫微斗数では、生まれた年・月・日・時刻から十二の宮を配します。同じ丑年でも1973年生まれと1985年生まれでは天干が違い、同じ年に生まれた人でも月・日・時刻はそれぞれ異なります。ですから干支の運勢は一年のおおまかな目安として使うのがふさわしく、個人に落とし込むには、やはりご自身の命盤を見る必要があります。

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2027年は誰でも流年命宮が未宮になりますが、その未宮が各人の命盤でどの宮にあたり、どんな星が入っているかは人それぞれです。丁年の四化——太陰化禄・天同化権・天機化科・巨門化忌——が落ちる宮も人によって異なります。2027年の流年命書は、あなたの生年月日と出生時刻から紫微斗数の命盤を作成し、本命盤・大限盤・2027年の流年盤を重ねて読み、あなたのこの一年だけを書いた一冊にまとめます。一年の総論、四化の流れ、分野別の運勢、最大のチャンスとプレッシャーまで。1アカウントにつき完全版を1冊無料で受け取れます。

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よくある質問

2027年に犯太歳となるのはどの十二支ですか?

主流の説では四つです。未年生まれは値太歳(本命年)、丑年生まれは冲太歳、戌年生まれは刑太歳と破太歳を兼ね、子年生まれは害太歳です。広く流布している説では丑年生まれも刑太歳に数えるため、丑年は「冲と刑を兼ねる」と書かれることがよくあります。一方、刑を戌年生まれだけに数える流派も少なくありません。

2027年、辰年生まれは犯太歳になりますか?

主流の値・冲・刑・害・破で見ると、辰年生まれは犯太歳にならず、流年星も吉星の福徳です。疑問が生まれる理由は二つあります。一つは、台湾に「太歳から前後三つ離れた位置」で偏冲を数える説があり、そこで辰が挙がること。もう一つは、辰を破太歳と誤って書いた記事があることです。伝統的な六破で未と破の関係にあるのは戌(いぬ)です。

2027年のひつじ年はいつから始まりますか?1月・2月生まれはどの干支になりますか?

命理の上では2027年2月4日9時46分の立春から、民俗の上では2月6日の旧正月から始まります。誕生日が両方より前なら、前の年の干支です。ちょうど両者の間に入る場合は、二つの数え方で干支が変わり、八字(四柱推命)では立春を基準にします。

犯太歳だと必ずうまくいかないのですか?安太歳はしたほうがいいですか?

そうとは限りません。犯太歳は生まれ年の地支をもとに、ひとまとまりの人々に向けた伝統的な注意喚起で、同じ十二支でも人によって巡り合わせは違います。安太歳や拝太歳は民俗の習わしで、台湾では一般に元宵節(2027年は2月20日)までに廟で登録します。するかどうかは個人の信仰しだいです。より現実的なのは、この一年、何事も準備と確認を多めにすることです。

2027年、太歳はどの方角にいますか?

太歳は未の方角、おおよそ南西からやや南寄りにあたり、その向かいの歳破は丑の方角、おおよそ北東からやや北寄りにあたります。伝統的な風水では、この一年は太歳の方角と歳破の方角で大がかりな土木工事をしないよう説き、これを「太歳の頭上で土を動かさない」と言います。これは伝統的な風水の考え方であり、リフォームや工事は安全と法令を最優先にしてください。

2027年は「無春年」ですか?

はい。丁未の旧暦年は2027年2月6日から2028年1月25日までで、その間に立春がありません(直前の立春は2027年2月4日、次の立春は2028年2月4日)。民間ではこれを「無春年」と呼び、「寡婦年」という言い方もあります。天文学者は、これは旧暦と二十四節気の並び方による結果にすぎず、数年おきに起こるもので、結婚の吉凶とは関係がないと指摘しています。

丙午・丁未の「紅羊劫」とは何ですか?

「紅羊劫」は古い言い伝えに由来します。南宋の柴望が著した『丙丁亀鑑』は、歴史上の丙午・丁未の年に起きた動乱を列挙しました。後世の人々は、丙・丁が火に属し、午が馬、未が羊であることから、これを「赤馬紅羊」と呼びました。歴史上の出来事を選んでまとめたものであり、予言ではありません。どの干支の年にも大きな出来事は起こるもので、2027年の災いの予告として受け取るべきものではありません。

干支の運勢と個人の流年命書は何が違うのですか?

干支の運勢は生まれ年だけを見て、すべての人を十二のグループに分けます。流年命書は生まれた年・月・日・時刻から紫微斗数の命盤を作り、2027年の流年と現在の大限があなた自身のどの宮に入るかを見ます。同じ十二支の二人でも、流年命書の内容はまったく違うものになりえます。

このページは伝統的な太歳と十二支の民俗に関する説をまとめたもので、文化を知り、暮らしを計画する際の参考としてご覧ください。医療・投資・法律・心理に関する助言ではありません。各地の廟や命理の流派によって作法は異なります。健康・お金・法律に関わる判断は、専門家の意見に従ってください。